レーシック手術から10年経って感じたこと

はじめに

2010年の初めにレーシック手術をして、もうすぐ10年が経過します。

レーシック(英語: LASIK)は、エキシマレーザー角膜屈折矯正手術の通称。
目の表面の角膜にエキシマレーザーを照射し、角膜の曲率を変えることにより視力を矯正する手術である。

Wikipedia

興味は有るけど不安な方や、これから手術を受けようとしている方に向けて、10年経ってみて感じた、レーシックの良かったこと・悪かったことを紹介したいと思います。

手術しようと思ったきっかけ

中学生の頃から目が悪く、両目とも裸眼で0.1未満、手術をするまでは常時メガネの生活でした。決め手になった理由ですが、

  • 朝起きてメガネを探すのが面倒
  • コンタクトレンズが目になじまない
  • コンタクトレンズの安全性にも懐疑的
  • 周りで手術した友人の術後も概ね良好
  • メガネくんから脱却したい

といった要素が積み重なって、社会人になる前に!という勢いで手術に踏み切りました。

手術までの流れ

手術自体の流れは非常に簡単です。病院によって若干の差異は有ると思いますが、自分が手術した品川近視クリニックの場合は下記の流れでした。

  1. Webで手術前の検査予約
  2. クリニックにて手術前の適合検査実施
  3. 検査後、問題がなければ手術日を決めて帰宅
  4. クリニックにて施術
  5. 術後に検査をして、問題なければ、翌日・1週間後・3ヵ月後の経過観察日を決めて帰宅
  6. クリニックにて経過観察、問題なければ終了

クリニックに行く必要があるのは、手術前検査、施術、術後経過観察の3日のみで、いずれも半日もかからず終わります。

適合検査では角膜の厚さなどをチェックされて、不適と判断された場合は手術を受けることはできません。その場合はおとなしく引き下がりましょう

手術の様子

手術形式

品川近視クリニックではいくつかの手術方式を提供していて、予算と相談しながら選択することになります。

自分はベーシックなレーシックより値段は張るものの、手術機材の精度が高く安心・安全、ということで、よくわからんが高い方にしておけば間違いないだろうの精神で、当時イチオシされていたアマリスを選択しました。
お値段は両眼で30万円前後、無金利24回払で契約しました。

ちなみに品川近視クリニックを選んだのは、単純に手術実績が多かったことが理由です。あとは、家から近かった、くらいでしょうか。

手術の流れ

手術自体は本当にあっという間に終わります。

  1. 点眼麻酔
    まずは目薬で麻酔をします。目がぼーっとして、感覚がなくなっていくをを感じます。
  2. フラップ作成
    角膜の表面にレーザーでうすーく切り込みを入れ、ペロッとめくります。
    このとき、眼球を機材に固定されてまばたきできない状態になります。
    赤い点を見たまま、視線を動かさないよう指示され、緊張します
  3. 屈折矯正
    フラップをめくってレーザー照射し、角膜を焼いて屈折率を矯正します。
    引き続き赤い点を見たまま視線を動かさない必要があり、緊張します。
    このとき、角膜の焼ける臭いがしたのを憶えています。
  4. 消毒
    矯正後、フラップを閉じて、消毒の点眼をしたら終了です。

一連の流れで30分もかからず完了です。

手術中は、目を動かしたらヤバい、とか、瞬きしちゃったらどうしよう、などと不安MAXでしたが、終わってしまえばどうということはありませんでした。

手術直後の様子

手術直後は視界がぼやけ光はギラツキ、なんだか異物感もあって非常に不愉快だったことを憶えています。

術後1週間は、寝るときにウルトラマンのような眼帯をする必要があり、それもあってストレスMAXでした。

ただ、視力の向上は劇的に体感できていて、朝メガネを探さなくて良い開放感は素晴らしかったです。

手術直後の不愉快感は1週間後にはほぼなくなって非常に快適でしたが、光のギラツキだけは今でも僅かに残っています

手術直後の視力

手術前の視力は0.1以下でしたが、手術後は1.5以上にまで激増しました!

遠くが見えるというより、解像度が上がる感じで、例えるなら、アナログと地デジ、youtubeの最低画質と最高画質PS2とPS4くらい違います。
すべてのものが劇的に、くっきりはっきり見えるようになりました。

メガネやコンタクトレンズによる矯正とは別次元の変化と言って良いと思います。

10年経ってみて

後遺症など

10年たった今現在も特に異常はなく、巷で問題になっているドライアイや頭痛といった後遺症は出ていません。

夜間に光がぼやけて見えるような現象は微かに残っていますが、特に気にするほどではないのと、もはや手術前の見え方を忘れてしまったので、特に支障は出ていないです。

後遺症については個人差がかなりあるので、手術をする前には十分にリスクを調査することをおすすめします。

自分は若気の至りでよく調べもせず勢いで手術しましたが、今だったらリスクに怯んで手術しない可能性も高いです。

最悪のケースを想定して、それでも納得できる方だけ自己責任で手術することを勧めます。

視力の状況

手術直後は両眼とも1.5でしたが、その後徐々に低下して現在は0.9前後で落ち着いています。

特に生活に支障はありませんが、手術直後と比較すると、遠く文字を見たときの鮮明度が少し落ちたかな?という気はします。

このまま下がり続けるんじゃなかろうか、という不安はありますが、もうしばらくはこのまま様子を見ようと思います。

まとめ

10年経った今も特に後遺症も無く、視力もそこそこ維持できているので、個人的には満足です。

ただし何度も言いますが、後遺症には個人差があるのと、この先10年後はわかりません

これから手術をするかたは、くれぐれもよく調査をして、ご自身でよく納得された上で手術を受けることを強くおすすめします。

なにがあっても自己責任なので、なにかあってからでは遅いです。

リスクの話ばかりしていますが、メリットも非常に大きいです。
現在は値段も安く、よりリスクの少ない方式も登場しているので、興味の有る方は是非調べて検討してみてください。

では!