3度の延期の末、緊急事態宣言中に結婚式を挙げました
2019年から突如始まったコロナ渦は、3年経った今でも収束することなく、未だにマスクすら外せず、海外旅行なんて以ての外の状況です。
そんな中、私は2020年の7月に結婚式を挙げました。
親族だけ、とか、2次会だけの小規模開催、ではなく、友人も同僚も合わせて100名近い規模の、普通の結婚式です。
私は、結婚式を3回延期しました。
最初は2020年の5月に予定していましたが、未曾有のウイルスでとても式を挙げられる状況ではなく、同10月に延期を決定。
その後10月になっても落ち着く気配は無く、やむを得ず再度、翌年6月に延期。
そのタイミングで高齢者のワクチンが普及し始め、ここまで来たら高齢の参加者がワクチンを打ち終わるまで待とうというころで、泣きの1回で7月に延期し、ようやく開催することができました。
この記事では、私の経験をもとに、結婚式を挙げるべきかお悩みの方へのアドバイスをしたいと思います。
少しでも参考にして頂けたら幸いです。
まだ結婚式を予約していない方へ
まだ結婚式を予約していない方、予約しようか迷っている方。
現時点で結婚式を予約することは、正直おすすめしません。
1年後なら大丈夫だろうと思っても、○○株、第〇派は不死鳥のごとく襲ってきます。
コロナはただの風邪なので無視すれば良い、と思う方も多いと思いますが、日本の社会はまだそこまで割り切れておらず、コロナ発症したらオフィス閉鎖している会社も多いです。
ゲストに1名でもコロナが発症したら、全員が濃厚接触者になります。
大事な仕事を抱えているゲストの方に迷惑をかけてしまう可能性も多分にあり得ます。
最悪、自身がコロナに罹患してしまった場合、直前で中止しなければならない可能性もあります。
ゲストの中には、情勢次第でキャンセルする方も出てくるでしょう。
そのせいで、親しかった友人と、なんとなく疎遠になってしまうかもしれません。
緊急事態宣言や蔓延防止の期間と被ってしまった場合、お酒の提供もできないかもしれません。
そのせいで、会社の上司やあなたの大事な友人は、素面で余興をこなすことを余儀なくされる可能性もあります。
新婚旅行も海外には行けない可能性が高いです。
行けたとしても、現地でコロナにり患した場合、出国や入国に制限が出てしまい、せっかくの旅行が台無しになる可能性もあります。
ここまで読んでも、そんなの関係ない、一生に一度の結婚式、やりたいときにやるのだ!という方は、気にせず予約するのも一つの選択だと思いますが、 私はお勧めしません。
コロナなんていつ収束するかわからないのに、待っていられない、という方もいるでしょう。
そんな方はブライダルフォトも検討してみては如何でしょうか?
結婚式より二桁安い値段で、花嫁姿を残すことができるので、写真だけ撮っておいて、結婚式の費用は将来の結婚式や新婚旅行に向けて投資や貯蓄しておくのもよいと思います。
一刻も早く式を挙げたいという気持ちは良くわかりますが、 コロナ情勢に一喜一憂しながら式の準備をするのは心身共に削られます。
今一度冷静に検討頂くことを強く強くお勧めします。
すでに式場を予約して結婚式を控えている方へ
すでに式場も予約して結婚式を控えている方の中には、式の延期や中止を検討している方もいるでしょう。
結論から言うと、延期も中止もする必要はありません。
前項の内容から矛盾すると感じる方もいると思いますが、理由を説明します。
キャンセル費がかかる
単純明快ですが、日程変更やキャンセルをした場合、大なり小なりキャンセル費を請求されることになると思います。
挙式まで日数がある場合は比較的少ない金額で済むかもしれませんが、1ヵ月を切るとほぼ満額近く請求されることになると思います。
何十~何百万円というお金を支払って、結果何も残りません。
富豪でもない限り、手痛い出費となるはずです。
単純にもったいないので、今一度、リスクとリターンを冷静に判断しましょう。
この先コロナが終息しているとは限らない
私はコロナ下での挙式に日和った挙句、3回延期しましたが、結局緊急事態宣言下での挙式になり、ノンアルコールで無理やり実施する形になりました。
それでも当時はワクチン接種が進んだというメリットがありましたが、現在はすでにワクチン接種が十分に進んでいる状況です。
延期による手間や心労、ゲストの予定調整といったデメリットの方が大きいと思いますし、最悪より状況が悪化している可能性もあります。
私の時は、延期したせいで妊娠や大事な試験と被ってしまい、来れなくなってしまったゲストもいました。
一度決めた日程は、できる限り変更せず、やり切ることを強くお勧めします。
ゲストも楽しみにしている
コロナ渦で式の準備をしていると、ネットやテレビの記事に触発されたりして、どうしてもネガティブな気持ちになってしまうことがあると思います。
本当はみんなも来たくないんじゃないか?
そもそも、招待してよいのだろうか?
お酒も出ないのに、申し訳ないのではないか?
こんな状況で挙式するなんて、自己中心的すぎるのではないか?
こんなことを考えていると、式が近づくにつれて、どんどん気が滅入ってくると思います。
ですが安心してください。ゲストの皆さんは、あなたが思うほど深刻に考えていませし、普通に楽しみにしてくれている方が大半だと思います。
私も主催する側の立場ではどうしても深刻に考えてしまっていましたが、今逆の立場になってみて、仲の良い友人の式は何の躊躇もなく出席で回答しています。
最近は飲み会もないので、普通に楽しみです。
仮にり患したとして、主催者を全く責めようとは思いません。
私の式では、友人たちがこっそり2次会を開いてくれて、そこでお酒も飲めました。(これは本当はよくないですが。。)
とにかく、あなたが思うほどゲストは気にしていないです。むしろ楽しみなので、延期や中止をされるとがっかりしてします。
本当に心配な人は欠席する
それでも、中にはコロナが心配という方もいるでしょう。
基礎疾患があったり、妊娠していたり、理由は様々ですが、やはりこんな時期に人が集まるところに行きたくない、という人もいるでしょう。
安心してください。そういった方々は、自己判断で欠席してくれます。
それでも心配な方は、基礎疾患や妊娠について、アレルギーなどと合わせて事前にヒアリングしてもよいかもしれません。
結婚式に出席しようがしなかろうが罹るときは罹る
街に出るとわかりますが、結婚式など関係ないほど、世間は密であふれています。
100人の結婚式と、100席のレストラン、何が違うのでしょうか?
リモートワークが普及していますが、週に何日かは満員電車に揺られて出社する人の方が多いはずです。
私はジムに行きますが、フィットネスプログラムやサウナは満席で、高齢者も大量にいますし、正直結婚式の何倍も危険だと思います。
一切外に出ずに過ごしている方も極稀にいるでしょうが、そういった方はそもそも欠席で回答してくるはずです。
最後には、やって良かった、となる
私の式はコロナ真っ只中で、真夏日に、アルコールも出ず、マスクをしながらの挙式でしたが、私の家族や友人は、みんな最高の結婚式だったと言ってくれました。
今はネガティブな気持ちになってしまうかもしれませんが、最後は必ず、やってよかった、となるはずです。
もともと呼べる友人も少なく、コロナ関係なく結婚式をやりたくなかった私ですらそう思うので、よほどのことがない限りはそうなると思います。
一生の思い出になると思いますので、できるだけポジティブに、コロナ渦の結婚式を楽しんでください。
この記事が、コロナ渦で思い悩む皆様の助けになれば幸いです。
それでは良い結婚式を!!